走る前にコーヒーを飲むと身体に良いって本当?

こんにちは、岩田リョウコです。コーヒー好きのみなさんの中でランニングをされる方、結構いらっしゃると思います。わたしもかれこれランナー歴13年。軽い日々のランニングからハーフ・フルマラソン、トレイルランまで色々やってきました。マラソン大会に出る日の朝はコーヒーを飲んで、カフェイン入りのエナジージェルを食べてから挑んでいます。普段のランニングも走る前にコーヒーを1杯軽く飲んでから走っています。なぜコーヒーがランニングにいいのか、今回はランナーが知っておくべき7つのことをご紹介します。

人間が運動する時、エネルギー源としてまず糖分であるグリコーゲンが消費されます。でもカフェインを摂取すると体内の酵素の働きが活発になって脂肪をエネルギー源として使える形に変えてくれます。なので脂肪をエネルギーとして使ってくれることで、グリコーゲンがもうちょっとゆっくり消費されるので、エネルギーが持続するという仕組みなんです。

いつ飲めばいいのっていう話ですが、カフェインの働きを最大に生かしたいなら1時間前くらいに飲んでおくとGOOD!あまり飲みすぎるとスタート直前でトイレに閉じこもらなきゃいけなくなったりするので、トイレタイムの時間も考慮してください。

飲み過ぎると逆にフラフラしたり、不安になったり、鼓動が速くなりすぎたりとよくないことが起こるのでカップ1杯くらいにしておきましょう。

前回のコラムでもお話した通り、カフェインは眠気を吹き飛ばす効果があり、気分が高揚して運動中の集中力を高めてくれます。カフェインの刺激で反応時間が早まるため判断力も高まってキレキレの状態で走れるってことです。

「コーヒーには脱水作用がある」と言われることが多いんですが、必ずしもその通りというわけではないようです。カフェインには利尿作用があることから脱水しやすいという紐付けなのかもしれないですが。レース中は汗をたくさんかくので、ホットコーヒーを飲むことはないとは思いますが、どんな形でもしっかり水分補給をすることが大切です。

わたしもレース前にコーヒーを飲んだりカフェイン入りのエナジージェルを食べたりしますが、レース中には口にしません。もちろんウルトラマラソンのような10時間を超えるマラソンの場合は追加が必要だと思いますが、ハーフやフルならレース前だけでOKです。

カフェインは筋肉痛を軽減する鎮痛作用や疲労回復の効果があるそうです。わたしはレース後すぐお水やポカリスエットなどを飲みますが、ちょっと休んだらやっぱりコーヒーを飲みます。もちろんカフェインジェルやカフェインピルなどを飲んでもいいんですが、せっかくならコーヒーで落ち着きたいですよね。

ここ2年ほどはコロナの影響でマラソン大会がほとんどキャンセルになってしまいましたが、アメリカのニューヨークマラソンも今年11月は実施されるようですし、日本もワクチン接種が進んで早くマラソン大会ができるようになるといいですね。それまでは普段のランニングにコーヒーを取り入れつつ、日々健康維持とトレーニングですね。

出典:Runners World全日本コーヒー協会パワープロダクションマガジンインボディ

【岩田リョウコ氏プロフィール】

シアトル在住中の2012年にコーヒーの基本、トリビアなどをわかりやすくイラストで説明するコーヒーサイト「I Love Coffee」を立ち上げる。月間ページビュー150万のサイトに成長。2015年にはサイトが書籍化され、Amazonランキング全米1位のベストセラーに。世界5ヵ国で翻訳出版されている。著書に『週末フィンランド ちょっと疲れたら一番近いヨーロッパへ』(大和書房)、『エンジョイ!クラフトビール 人生最高の一杯を求めて』(KADOKAWA)、『コーヒーがないと生きていけない! 毎日がちょっとだけ変わる楽しみ方』(大和書房)、『HAVE A GOOD SAUNA! 休日ふらりとサウナ旅』(いろは出版)がある。

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