こだわったコーヒーが味わえる、ロースタリーカフェの特徴とは

こだわったコーヒーが味わえる、ロースタリーカフェの特徴とは

最近耳にすることが増えてきているロースタリーカフェ。

コーヒーへのこだわりが強くおいしいコーヒーが飲めるうえ、おしゃれにデザインされたお店も多いため、コーヒー好きの人の中には、お出かけの際にもうすでに利用したことがある人もいるかもしれませんね。

最近は実にさまざまなカフェがオープンしていますので、まだ行ったことがなくても、興味を持っているという人は、さらに多いことでしょう。

そこで今回は、コーヒーファンの探求心に火をつけること間違いなしの「ロースタリーカフェ」を紹介します。

ロースタリーカフェとは

この十数年、カフェの人気はまったく衰えないどころか、こぢんまりとした隠れ家的カフェから大手メガサイズのカフェまで、数多くのカフェがどんどん増えてきているように感じられます。

激戦状態とも言えるなか、さまざまな趣向を凝らしたカフェで生き残りをかけているのかもしれませんね。

そして、ロースタリーカフェも、『カフェ』と言う言葉の前に敢えて『ロースタリー』と言う言葉を入れてあるように、それだけ特別な意味があるのだそうです。

『ロースタリー』とは英語の『ROASTERY』であり、『焙煎所』を意味します。

ロースタリーカフェがこだわっているのがこのポイントです。

ロースタリーカフェでは、コーヒーを入れるだけではなく、カフェによって特別に選ばれたコーヒー豆をカフェ店内で焙煎し、来店した客に提供してくれるのです。

焙煎工程を見ることができたり、好みの焙煎度合いを追求できたりしますので、自分で作り上げる感覚でコーヒーを飲める新しい楽しみ方ができるカフェですね。

また、そのコーヒー豆も希少価値の高いスぺシャルティコーヒーであることが多く、焙煎の度合いや入れ方にもこだわった、究極の一杯を堪能できるのが魅力と言えるでしょう。

焙煎機も知っておこう

カフェ内で焙煎まで行うのがロースタリーカフェの特徴ですが、これまでにコーヒー豆の焙煎を見たことがある人と言うのは少ないのではないでしょうか。

コーヒーの焙煎機でより一般的なものは、円筒状の回転ドラムの内側にコーヒー豆を入れ、回転させながら加熱して焙煎するドラム式です。

そして、そのドラム式はドラムの特徴や加熱の仕方の違いによって3つの種類に分けられます。

【直火式焙煎】
穴の開いたパンチングメタルでできたドラムの胴体に、熱源の炎を直接当てて、コーヒー豆を焙煎します。ドラムの熱伝導に加え、パンチングの穴から入りこむ炎や熱風で焙煎を進めるため、表面がこげやすいわりに内部の焙煎が進みにくく、最も焙煎技術が必要とされる方法です。

火加減が最も味に影響しやすく、特に深煎りの場合はスモーキーな香りを生み出します。

【熱風式焙煎】
熱源はドラムから離れており、熱風をドラム内に送り込むことで焙煎します。ドラムからの熱伝導より熱風の強弱による影響が大きいため、焼きムラが起こりにくく豆全体を均一に大きく膨らませることができます。短時間で安定したおいしさの焙煎を行える方法です。

クリアであっさりした味わいを生み出しやすいと言えるでしょう。

【半熱風式焙煎】
直火式とほぼ同じ構造を方法で焙煎しますが、ドラムの胴体にパンチングの穴はなく、コーヒー豆が直接炎にさらされることはありません。熱伝導の影響と、熱源から巻き上がってドラム内部に入りこむ熱風により焙煎が進みます。

直火式と熱風式の中間に位置するため、伝導熱の調整次第で幅広い焙煎ができ、豊かな味わいを生み出します。

ロースタリーカフェでは、実際にコーヒー豆を焙煎する様子を見る機会があるかもしれませんので、その時に少しでも焙煎について知っていれば、カフェで過ごす時間はより興味深いものになるかもしれませんよ。

コーヒー好きの心をくすぐる、人気のロースタリーカフェを紹介

ここでは、東京とカフェの聖地と言っても過言ではないシドニーから、えりすぐりのロースタリーカフェを紹介します。

【Single O】
シドニーでサード・コーヒーを提供するカフェの中でパイオニア的な存在でもある「Single O(シングル・オー)」の名前の由来は、まさに『Single Origin』からきたもの。

ミルクを入れない「ブラック」では、コーヒー豆の生産地や生産方法、品種や醸造方法にこだわりを持って選び抜かれたシングル・オリジンを週替わりで提供しています。

数年前に日本進出していますので、興味のある人は両国のお店を訪ねてみては。

【スウィッチコーヒートウキョー】
目黒にあるコーヒースタンド「スウィッチコーヒートウキョー」は、ホンジュラス・エチオピア・ケニアなどの農園で栽培されているシングル・オリジンの豆を買いつけ、店の奥にある焙煎機で焙煎しています。

ドリップコーヒーやカプチーノ、ラテなど5種類のメニューを店頭で飲むことができるほか、気に入った豆を店頭やウェブサイトからも購入できるそうですよ。

新しいカフェの世界をのぞけるかも

ただ注文して出来上がりを飲むだけのカフェではなく、厳選されたコーヒー豆からさらに自分の飲みたい豆を選び、焙煎の仕方まで話し合ったうえで目の前で焙煎してもらい、さらには入れ方まで選べたりする「ロースタリーカフェ」。

これまでのカフェにはない体験を伴いながらコーヒーを飲める、新たなスタイルだと言えるでしょう。

通う度にコーヒーの世界が広がり、より深い感動を得られるからこそ、その魅力にはまっていくのかもしれませんね。

まだ「ロースタリーカフェ」を試したことがない人も、ぜひ一度足を運んでみてください。