雑味があってコーヒーが美味しくない、その原因は何?

雑味があってコーヒーが美味しくない、その原因は何?

自宅でコーヒーを入れた時に、「なんだか苦みが強過ぎて美味しくない」「酸っぱく感じる」といった経験をしたことはありませんか?

コーヒーショップで買った豆を使っているのに、カフェで飲むような美味しい味わいにならないことに、疑問を感じている人もいることでしょう。その理由は、雑味が出てしまうコーヒーの入れ方に原因があるからです。

今回はコーヒーの雑味が出る原因とおいしく入れるための改善方法について紹介します。

雑味とは?

「雑味」と聞くと誰もが美味しそうに感じないことは確かでしょう。その印象通り、雑味とはネガティブな味の表現で用いられることが多い言葉です。

例えばコーヒーの雑味で言うなら、「えぐみ、渋み、酸味、苦味」などが強い状態を指しています。美味しいコーヒーの場合は酸味や苦味もほどよく感じますが、雑味のあるコーヒーは後味が苦過ぎたり、酸味が強くて酸っぱかったりするでしょう。

本来のコーヒーの味わいを邪魔するほど特定の味が過度に出てしまっているものが、「雑味のあるコーヒー」と呼ばれるものです。では、なぜ自宅でコーヒーを入れると、このような雑味が出やすくなってしまうのでしょうか。

 

コーヒーに雑味を感じる原因

コーヒーに雑味を感じる原因は、5つあります。具体的にどんな問題があるのか、ひとつずつ見ていきましょう。

お湯の温度が高過ぎる
雑味を感じる原因のひとつに、お湯の温度が高過ぎることが考えられます。

コーヒーの粉に90℃以上のお湯をかけてドリップすると、渋みや苦味、酸味などの微量成分が多く抽出されてしまうのです。特に沸騰した直後のお湯は熱過ぎて雑味が多く出てしまいます。

いつも沸騰してすぐにお湯を注いでいたという人は、少しお湯を冷ましてから使うことを心掛けましょう。

豆の鮮度が落ちている
鮮度が落ちたコーヒー豆は、酸化が進んでいることもあり、雑味が出やすくなります。

飲んだ時に味が薄かったり、酸っぱかったりする場合は、コーヒー豆が古くなっている可能性が高いと言えるでしょう。

賞味期限やいつ焙煎した豆なのかをチェックし、鮮度が落ちている豆は避けるのが適切です。

欠点豆が混ざっている
焙煎した豆には「欠点豆」が混ざっていることがあります。欠点豆とは、正常な形をしていないものや、欠けているもの、焦げてしまっている豆のことです。

このような豆は味や香りも悪く、雑味の原因になりますので取り除いた方が良いでしょう。

豆が細か過ぎる
雑味の原因として、豆を細かく挽き過ぎていることがあげられます。コーヒー豆は細かいほど、苦みが強くなります。なぜなら、コーヒー豆の粒が細かいことで、ドリップした時にお湯が触れる面積が多くなるからです。その分、苦味だけでなく渋みや酸味などの雑味も出やすくなるということを覚えておきましょう。

コーヒーの灰汁(あく)にも注意
コーヒーを飲んだ時に感じる「えぐみ」の正体は、ドリップした時に出る「灰汁(あく)」です。

お湯を注いだ際に、フィルターにつく細かい泡は灰汁なので、コーヒーと一緒に落とさないように注意しましょう。

コーヒーを美味しく入れるために

美味しいコーヒーを入れるためには、雑味の原因を改善していくことです。ここでは雑味のないクリアな味を実現するための方法についてお伝えします。

お湯の温度を85℃程度にする
お湯の温度は高過ぎることなく、85℃程度で入れましょう。これくらいの温度でドリップすれば雑味を抑えることができ、コーヒー本来の持つコクやまろやかさが楽しめます。

沸騰した直後のお湯をそのまま使うのではなく、一度マグカップやドリップポットなどに移して少し冷ましてから使うのがおすすめです。

新鮮な豆を使う
雑味の少ないコーヒーを入れるためには、新鮮な豆を使うことです。焙煎した豆なら約1ヵ月、粉のコーヒーなら開封後約2ヵ月で鮮度が落ち始めます。この期限を目安にしながら豆は早めに使い切りましょう。

また、焙煎した豆の中によくある、形の悪い欠点豆も雑味の原因になるため、避けるのがベストです。手作業で欠点豆を取り除く「ハンドピック」を行っている焙煎所のコーヒー豆なら問題なく品質の良い豆と言えるでしょう。

コーヒー粉の細かさに気をつける
雑味の少ないコーヒーを目指すなら、コーヒー豆を細かく挽き過ぎないことです。コーヒーの粉が細か過ぎてしまうと、苦味や酸味、えぐみなどが過度に出てしまいます。

コーヒーミルを使って豆を自分で挽いている人は、今までよりも少し粗めに挽いてみると良いでしょう。しかし、粗めに挽き過ぎても今度はコーヒーの味が薄くなってしまうためほど良い加減が必要です。

挽き具合を調整し「粗挽き、中挽き、細挽き」を試してみるなどして、自分の好みを見つけるのも良いですね。

自宅でも雑味のないクリアで美味しいコーヒーを

雑味が出てしまう原因には、お湯が熱過ぎることや、豆の鮮度が落ちていること、コーヒー豆を細かく挽き過ぎていることに加え、ドリップ時に灰汁が一緒に出てしまっていることなどがありました。

しかし、これらの原因を改善することで、自宅でもクリアで美味しいコーヒーを飲むことができます。これまで自己流でなんとなくコーヒーを入れていた人も、本記事を参考にしみてはいかがでしょうか。

今まで使っていた豆も、お湯の温度を変えただけでその美味しさの違いに驚くかもしれません。コーヒーの奥深い世界をまたひとつ、知ることができますよ。