低気圧頭痛にはコーヒーが効果的?【カフェインの作用と活用方法を紹介】

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「雨が降ったり天気が悪かったりすると、頭が痛くなる」と困っていませんか。その頭痛は低気圧が原因かもしれません。また低気圧頭痛には、コーヒーが効果的に働く場合があります。この記事では低気圧頭痛とはどういうものか、低気圧頭痛の原因や頭痛に効果的なコーヒーの作用を紹介します。低気圧頭痛に対するコーヒーの効果を知れば、嫌な頭痛をやわらげることができますよ。

低気圧頭痛にはコーヒーが効果的?

低気圧頭痛とは?

低気圧頭痛とは、周囲よりも気圧が低い環境下にさらされたときに起こる頭痛のことです。低気圧内では上昇気流が発生し、雨が降ったり天気が崩れたりします。雨が降ったり天気が悪かったりすると頭痛がするという人も、低気圧による頭痛が原因として考えられます。

低気圧により起こる頭痛【2種】

低気圧による頭痛には、下記の2種類があります。

  • 片頭痛
  • 緊張型頭痛

片頭痛や緊張型頭痛は、低気圧下でも起こるのです。2つの頭痛では、痛み方や痛む場所が異なります。自身が「どちらの頭痛か分からない」という人は参考にしてくださいね。それぞれの特徴を順番に解説していきます。

片頭痛

偏頭痛は名前のとおり、多くは頭の片側だけに痛みが起こる頭痛です。片側だけでなく、両側に痛みが起こるケースもあります。症状は4時間から3日間ほど続きます。痛みはこめかみから目の横にかけて起こり、ズキズキと脈打つように痛むのが特徴です。また吐き気をもよおしたり、光や音に敏感になったりすることもあります。身体を動かすと、痛みが悪化する可能性があるので、安静にするのがよいでしょう。

緊張型頭痛

緊張型頭痛は、後頭部から首の後ろ側にかけて痛みが起こります。頭が締め付けられるような痛みが特徴です。片頭痛のように、ズキズキとした痛みはなく、生活に支障をきたすことは少ないといえます。また吐き気をもよおしたり、音や光に敏感になったりするといった症状はありません。症状は、毎日続く「慢性緊張性頭痛」と数時間から数日間続く「反復性緊張型頭痛」に分けられます。

【知らなかった】低気圧による頭痛の原因

低気圧による頭痛の原因は、「片頭痛」と「緊張型頭痛」で異なります。また低気圧により、片頭痛と緊張型頭痛のどちらの症状が起こるかには、個人差があるのです。順番に、2つの頭痛が起こる原因を解説していきますね。

片頭痛の原因

片頭痛の原因には、2つの説があります。1つめの説は、体内に水分が溜まり、脳内の血管が拡張されることです。低気圧にさらされると、体内の水分バランスが崩れ、必要以上に水分が増えてしまいます。体内の水分増加は、脳内の血管を拡張させることに繋がるのです。脳内の血管が拡張されると、周りの神経が圧迫されるため頭痛が起こります。

2つめの説は、低気圧によって血管が拡張されることです。低気圧である山の頂上では、ペットボトルが膨らみますよね。同じ要領で、低気圧では脳内の血管が拡張し、周りの血管が刺激されて片頭痛を引き起こします。

緊張型頭痛の原因

緊張型頭痛の原因も諸説ありますが、気圧の変化によって体内でセロトニンと呼ばれる物質が生成されることが挙げられます。セロトニンは交感神経を刺激して、脳内の血管を収縮させる働きがあるといわれています(注1)。血管が収縮することによって、血管内に老廃物が溜まり頭痛が引き起こされるのです。

低気圧頭痛に対するコーヒーの効果【カフェインの有効性を解説】

低気圧頭痛には、コーヒーが効果的に働く場合があります。コーヒーに含まれる「カフェイン」と呼ばれる物質に、頭痛を和らげる働きがあるといわれているからです(注2)。
しかし「片頭痛」と「緊張型頭痛」のどちらの症状が起こっているかで、カフェインの有効性は変わります。片頭痛と緊張型頭痛に分けて、カフェインの有効性を解説していきますね。

片頭痛に対するカフェインの効果

片頭痛には、カフェインが有効に働くといわれています(注3)。なぜならカフェインには、脳内血管の収縮作用があるからです(注4)。

片頭痛は血管が拡張し、神経が圧迫されることで起こると説明してきました。カフェインには、この拡張した血管を収縮してくれる働きがあります(注5)。そのため、片頭痛に効果があるといわれているのです。ただしカフェインの取り過ぎには、注意しましょう。

カフェインを摂りすぎると、カフェインを摂取しなくなった際に、離脱症状で頭痛が引きおこされる可能性があるからです。1日当たりの適切なカフェイン摂取量は、200㎎といわれています(注6)。カフェイン200mgは、コーヒーカップ2~3杯分です(注7)。

緊張型頭痛に対するカフェインの効果

緊張型頭痛には、カフェインが有効に働くという意見と逆効果だといわれる意見があります。緊張型頭痛をもつ患者にカフェインを投与したところ、緊張型頭痛に対して鎮痛効果があったという研究結果がありました(注8)。
一方で、緊張型頭痛は脳内の血管が収縮されている状態のため、カフェインを摂取するとさらに血管が収縮して、頭痛を悪化させるとの意見もあります。緊張型頭痛に関しては、さまざまな意見があるので、カフェインの摂取は控えるのが無難でしょう。

自身の低気圧頭痛のタイプを知ってコーヒーを活用しよう

低気圧頭痛には、カフェインが有効に働くケースと逆効果なケースがあります。片頭痛の場合は、効果的に働くといえるでしょう。緊張型頭痛の場合は、カフェインを摂取しないのが無難です。自身が「片頭痛」と「緊張型頭痛」のどちらなのかが分からない場合は、医師へ相談することをおすすめします。
自身の低気圧頭痛のタイプを知り、コーヒーを有効に活用しましょう。

出典:
注1 Serotonin and arterial vessels|PubMed
注2 Caffeine and headaches|PubMed
注3,6 The Ambiguous Role of Caffeine in Migraine Headache: From Trigger to Treatment|PubMedd
注4,5 The effect of daily caffeine use on cerebral blood flow: How much caffeine can we tolerate?|PubMed
注7 食品中のカフェイン濃度|厚生労働省
注8 Ibuprofen plus caffeine in the treatment of tension-type headache|PubMed

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