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切っても切れない!コーヒーとチョコレートの関係 3つの共通点とその合わせ方

コーヒーとチョコレートの関係

古くからコーヒーのお供にチョコレートはよく出てきます。一緒に口に入れると何とも言えないハーモニーが口の中に広がり、幸福感で満たされます。コーヒーとチョコレートには共通点が多く、それが相性のよい要因となっています。今日はその3つの共通点や一緒に食べると得られる嬉しい効果、合わせ方を掘り下げて見ていきます。

【1】3つの共通点

❶産地

チョコレートの原材料はカカオ豆です。カカオ豆は南緯20度から北緯20度「カカオベルト」と呼ばれる範囲の国、西アフリカのコートジボアールやガーナ、ブラジル、インドネシアなどで栽培されています。一方、コーヒー豆は南緯25度から北緯25度「コーヒーベルト」と呼ばれる範囲の国、ブラジルやコロンビアなどで栽培されています。どちらも高温多湿、多くは南半球の開発途上国で栽培されています。また、どちらの豆も直射日光を嫌う為、シェイドツリーと呼ばれる背の高い木と共に植えるという栽培方法まで同じです。

❷製法

カカオ豆はカカオポッドと呼ばれる果実から取り出した実を木箱や麻袋に入れて、発酵・乾燥を行います。コーヒー豆も「ウオッシュド(水洗式)」と呼ばれる製法はその名の通りたくさんの水を使って果肉を洗い流したあと、粘液が残った状態で発酵・乾燥をします。その後カカオ豆もコーヒー豆と同じように焙煎され、旨味を十分に引き出してからチョコレートになります。カカオ豆の段階では大変苦味がある点もコーヒー豆と似ています。

❸味・栄養

産地や製法、発酵方法によって味が大きく異なる点やローストの強弱によって引き出される風味が違ってくる点も似ています。また栄養面では、どちらもカフェインとポリフェノールが含まれています。カカオ豆のカフェインは少量ですが、カフェインとよく似た効果を持つテオブロミンと呼ばれる成分が入っています。

【2】一緒に食べると得られる嬉しい効果

一緒に食べると得られる嬉しい効果

コーヒー、チョコレート単体でも得られる効果ですが、一緒に食べることで更なる効果が期待できる作用を見ていきましょう。

❶覚醒作用

1番有名な効能として、カフェインによる眠気覚ましや集中力、記憶力アップの効果が期待できます。仕事や勉強の合間に摂取すれば、作業や勉強が捗ります。

❷アンチエイジング作用

ポリフェノールの効果で血液の流れを促進して便通をよくします。また、血圧を下げて善玉コレステロールを増やします。他にも体内の酸化を防止して、老化を抑制します。美味しく食べて、若さを維持できるなんてこんなに嬉しいことはありません。

❸脂肪燃焼作用

ポリフェノールとクロロゲン酸の効果で、新陳代謝を上げ脂肪燃焼効果が期待できます。食べ過ぎにだけは気をつけましょう。

【3】コーヒー×チョコレートの合わせ方

ここまで見てきたコーヒーとチョコレートですが、合わせ方を工夫することで相乗効果を引き出し、その美味しさを増幅させることができます。基本的には方向性が同じで、共通点が多いコーヒーとチョコレートを合わせるとよいです。まずはコーヒー単体、チョコレート単体の香りを楽しんでから2つを口に含んで口全体に広げます。

❶深煎りでコクのあるコーヒー×ビターチョコレート

コクのあるコーヒーは味がしっかり舌の上に残ります。その為、コクに負けないビターチョコがおすすめです。コーヒーはインドネシア産など、チョコレートはカカオ配合率が70%以上のものを選びます。苦味が合わさると、優しい甘味になります。ここで甘いチョコレートを合わせるとコーヒーのが際立つ為、コーヒーが苦手な人はビターチョコレートをチョイスしましょう。

❷まろやかでバランスのよい中煎りのコーヒー×ミルクチョコレート

コロンビアなどのマイルドなコーヒーには、同じくマイルドなミルクチョコを合わせます。ミルクをたっぷり入れたカフェオレやラテにもミルクチョコがピッタリです。

❸フルーティーな浅煎りのコーヒー×フルーツやナッツ入りのチョコレート

フルーツやナッツ入りのチョコレートにはその風味を打ち消すことがないエチオピア産などの酸味があるコーヒーがおすすめです。お互いの酸味を引き立て合います。ナッツの香ばしさが加わることで、味のコクが深まります。

以上おすすめの組み合わせをみていきましたが、コーヒーの抽出方法(コーヒープレスやハンドドリップなど)によっても味わいは変わります。コーヒー豆の袋やwebサイトでフレーバーを調べることもできます。合わせ方という視点を持って自分だけの組み合わせを探ると楽しみ方が増えます。好きな産地のコーヒー豆にピッタリのチョコレートを見つけて、ホームパーティーで友人に勧めたり自分のリラクゼーションの定番にしてしまいましょう!

まとめ

甘いチョコレートにはコーヒー

甘いチョコレートにはコーヒー、という誰もが知っている組み合わせにも理由があり、合わせ方によって美味しさを増幅できることが分かりました。どちらも嗜好品ですが、毎日の生活に彩りを与えてくれる人生に欠かせないものである方も多いのではないでしょうか。その点も共通点ですね。コーヒーとチョコレートで、より充実したコーヒーライフをお楽しみ下さい!

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