コーヒーと痛風の関係は?コーヒーの健康的な楽しみ方も紹介

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新型コロナウイルス感染対策により、外出自粛やリモートワークが普及するにつれ、痛風患者や尿酸値が高い状態の痛風予備軍が増加傾向にあるといわれています。
痛風は、ある日突然関節に激痛が走る病気で、場合によっては歩けないほどの痛みが続く怖い病気。
痛風には、尿酸の排泄を促すとされる乳製品がいいと言われていますが、実はコーヒーも痛風の予防に効果的ではないかという研究結果も出ています。
そこで、本記事では痛風とコーヒーの関係を紹介するとともにコーヒーの健康的な楽しみ方についてもご紹介します。

コーヒーと痛風の関係は?コーヒーの健康的な楽しみ方も紹介

そもそも痛風ってなに?

痛風とは、血液中に存在する尿酸という物質が過剰となり、結晶化することで関節に痛みが出る症状です。痛みが現れる箇所はさまざまで、ひじや腕の関節、ひざや指のつけ根などに現れます。痛み発生当初は1〜2週間ほどで治まることも多く、鎮痛剤でも痛みを抑えることができます。しかし治療せずに放置していると再び痛みが現れて、痛みが現れる間隔も短くなり慢性化していきます。

痛風のメカニズム

痛風は、血液中に溶けている尿酸量が高い状態「高尿酸血症」の状態のまま放置していると現れる症状です。尿酸はプリン体という物質が体内で分解されて生じるもので、尿や便として体外に排出されます。基本的には一日で産生される尿酸の量と排泄される尿酸の量は一定に保たれています。ところが、生活習慣の乱れ等により尿酸の産生量が増加したり排泄量が減少してしまうことがあります。こうなると、一定に保たれていたはずの体内の尿酸の収支のバランスが崩れ、体内の尿酸量が増加していきます。この状態が痛風の原因となる「高尿酸血症」です。ただしすぐに痛みが発生するわけではなく、この「高尿酸血症」の状態が続くと痛風が発症します。

痛風とコーヒーの関係

コーヒーを日常的に飲むことで、痛風の発症リスクを軽減する可能性を示唆する研究結果が出ています。
防衛医科大学校と大阪大学などの研究グループにより、日本人15万人以上を対象に「コーヒーを飲む習慣と尿酸値」と「コーヒーを飲む習慣と痛風発症リスク」を調べた研究です。
その結果、尿酸値の変動はないものの痛風の発症リスクが軽減される可能性があるという結論を出しています。
すでに「痛風のメカニズム」で記述したように、痛風の発症には尿酸値が深く関係しているとされています。しかし、研究の結果ではコーヒーを習慣的に飲むことで尿酸値に変動がないものの痛風の発症リスクを下げるという結果に。
コーヒーに含まれる何の成分が痛風の発症リスク軽減に作用しているのかは不明みたいです。
コーヒーには科学で解明されていないものも含めて細かく100種類以上の成分が含まれていると言いますが、こういった研究を機にコーヒーの新たな一面が解明されていくといいですね。

コーヒーの健康的な楽しみ方

コーヒーに含まれる成分でよく知られているのはカフェインとクロロゲン酸でしょうか。カフェインには覚醒作用があることは知られていますし、クロロゲン酸には体が老化する原因の一つである「酸化」を防ぐ抗酸化作用があるとされています。また、2つの成分によって脂肪燃焼効果があるとも言われています。
しかし、体によいといっても間違った飲み方をしていると、一転して「体に不健康なもの」となってしまいます。
そこで、健康的にコーヒーを楽しむために注意すべきことをご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

・コーヒーの適量を知る

すでに説明したように、コーヒーには覚醒作用があり眠気覚ましになりますが、人によっては飲みすぎると眠れなくなる恐れがあります。
カフェインの効果は個人差があり、最大で7時間ほど効果が続くとされていますのでカフェインに過敏な体質な人は注意が必要です。
また、クロロゲン酸は胃液の分泌を促す効果があり消化を手助けしてくれるのですが、過剰摂取や空腹時には胃酸過多により胃腸を荒らす恐れがあります。

・運動前にコーヒーを飲む

コーヒーに含まれるカフェインには運動能力を活発にさせるとともに、体脂肪の燃焼を促す効果があるとされています。また、疲労感を軽減させる効果もあると言われているので運動前のコーヒー摂取はオススメです。
ちなみに、アルギニン酸を一緒に摂取すると体脂肪燃焼をさらに効率よくすることができます。アルギニン酸を含んでおり、コーヒーとも相性がいいナッツ類をコーヒーとともに摂取してみてはいかがでしょうか。

適量を知り、健康的にコーヒーを楽しもう!

本記事では、コーヒーと痛風の関係をご紹介するとともに、健康的なコーヒーの飲み方についてもご紹介しました。
コーヒーにはたくさんの効能がありますが、それはバランスの取れた食事や適度な運動があってこそ効果を発揮します。
コーヒーに限らずですが、どんなものも過剰摂取は体に良くないので、自分の適量を知ることを心がけて日々のコーヒーを楽しんでもらえればと思います。

参考:
・痛風 | ヘルスケア情報 – 佐藤製薬
・高尿酸血症が起こるしくみと痛風になるまで
・「尿酸」って何ですか?|激痛!痛風を予防する|高尿酸血症

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