まるで理科の実験みたい!意外と知らない、サイフォン式コーヒーの仕組み

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意外と知らない、サイフォン式コーヒーの仕組み
いつものコーヒータイムを華やかに、まるでコーヒー通になった気分にもさせてくれる「サイフォン式コーヒー」。皆さんは、サイフォン式コーヒーをご存知でしょうか?理科の実験器具かのような見た目をしていますが、コーヒー好きの方なら一度はみたことがあるかもしれませんね。この不思議な見た目から「サイフォン式コーヒーはどのような仕組みになっているのか」と疑問に思う方は多いはずです。 今回は、意外と知らないサイフォン式コーヒーの原理・仕組み、さらに美味しく淹れる方法から洗い方までご紹介したいと思います。この記事を読み終わった頃には、サイフォン式コーヒーを飲みたいと思うだけではなく、実際に淹れてみたいと思ってもらえたら嬉しいです。ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

サイフォン式コーヒーって何?

フラスコ内の水を沸騰させることで気圧の変化を起こし、お湯を移動させることでコーヒーを抽出する、コーヒーの淹れ方の一つになります。 ロートという上部の丸い部分の中で、コーヒーの粉とお湯を一定時間浸すので、コーヒーを淹れる過程が見えやすく、演出としても映えるので、カフェや喫茶店などでもよく見かける抽出方法になります。

仕組み・原理

さらに詳しく説明すると、フラスコ内の水が熱により沸騰すると、蒸気が発生します。これにより、フラスコ内部には蒸気圧による加圧が発生して、お湯が上部のロート側へ移動します。
熱源を止めると蒸気がなくなり、フラスコ内は真空状態になります。そのためフラスコ側へ、吸引が起こります。この時、布フィルターと濾過器(ろかき)によって、コーヒーと粉は分離され、コーヒーのみがフラスコ内部に移動します。 以上がサイフォン式コーヒーの原理で、コーヒーが抽出される仕組みになります。ちょっと複雑に聞こえてしまうかもしれませんが、要は空気圧を利用した抽出方法だということです。

味の特徴

ドリップ式のコーヒーと比べると、サイフォン式コーヒーは丸い印象で、風味豊かな味わいのコーヒーを楽しむことができます。 香りの立ち方が良いのもサイフォン式コーヒーの良いところ。慣れてくれば安定した味わいのコーヒーを淹れることができるので、自分好みのコーヒーを淹れられることができるのでオススメです。

淹れるために必要な3つの器具

①サイフォン

サイフォン式コーヒーには欠かせないサイフォン。上部がロート、下部がフラスコと呼ばれる部分になります。サイフォンは1杯用〜5杯用の容量まで様々。はじめは見た目やデザインを重視して買ってしまいがちですが、自分に合ったサイズのものや、使いやすさを考えた上で購入することをオススメします。

②ヒーター

フラスコ内の水を沸騰させるために必要な器具。おうちでも気軽に淹れられるようにオススメなのは、アルコールランプ、電気式、ガストーチ、ハロゲンです。 インテリアとして楽しむなら「アルコールランプ」、手軽さなら「電気式」、シンプルで扱いやすさを求めるなら「ガストーチ」、安全性をとるなら「ハロゲン」といった感じで、それぞれの特徴をふまえて自分に合うものを選んでくださいね。

③竹べら

竹べらを使うの?と思った方も多いでしょう。サイフォン式コーヒーを淹れる時に「攪拌(かくはん)」と呼ばれる作業が必要になってきます。 攪拌とは、お湯と浮き上がってきたコーヒーの粉を竹べらでしっかりと掻き回す作業のことを言います。味のクオリティが決まる重要な作業なので、竹べらは必ず準備するようにしましょう。

美味しく淹れる為の3つのコツ

❶挽きたてのコーヒー豆を使用する

サイフォン式コーヒーに限らず、コーヒーを抽出する際は必ず意識して置かなければいけないポイントになります。コーヒー豆の風味を最大限に引き出すためには、新鮮な挽きたてのコーヒー豆を使うようにしましょう。 サイフォン式コーヒーの良さは、コーヒー豆の風味や香りを最大限に引き出せることなので、その良さを活かすためにも、淹れる直前にコーヒー豆は挽くようにしてください。

❷攪拌は優しく回す

竹べらの説明時に出てきた「攪拌」、ロート内のコーヒーの粉とお湯を強く混ぜ過ぎてしまうと、コーヒーの粉に余分な圧力がかかってしまい、雑味やエグ味が出てしまうので、攪拌する時はできるだけ優しく回すことを意識してください。

❸抽出時間は1分以内で

サイフォン式コーヒーは、コーヒーの粉をお湯に浸けた状態で蒸らす浸漬法(しんしほう)で抽出しています。そのためコーヒー豆の風味や香りを引き出しやすいのですが、長時間浸けすぎると過剰抽出になるので、こちらも雑味やエグ味が出てしまう原因になります。なので、抽出時間の管理は徹底するようにしてください。 サイフォン式コーヒーも他の抽出方法と一緒で、コーヒー豆の焙煎度合いや粉の挽き目、抽出時間などによって味の違いが変わってくるので、ベストな淹れ方を模索しながら自分好みのコーヒーが淹れられるようにチャレンジしてみてくださいね。

洗う時に気をつけること

抽出直後のサイフォンは余熱が残っているので、一旦水をかけてから洗いにとりかかるようにしましょう。まず、フラスコ内部を洗浄するのですが、コーヒーの油分が付着しやすい部分なので、専用のスポンジを使いながら洗うようにしてください。新たにコーヒーを淹れる時に味が移ってしまうので気をつけてくださいね。 次にロートを洗浄した後、布フィルターと濾過器を取り外して洗浄するのですが、布フィルターだけは洗剤を使わずに流水であるようにしてください。布フィルターに洗剤の成分が付着しコーヒーの味や香りに影響が出てしまう恐れがあるからです。布フィルターは水に浸して冷暗所で保管するようにしましょう。

最後に

サイフォン式コーヒーは、ガラス製のデリケートな器具で、洗う手間もあり、おうちで保管するのも大変です。しかし、サイフォン式コーヒーを淹れる際の心地良い沸騰音やロート・フラスコ内でコーヒーが移動する様子はとっても魅力的ですよね。 サイフォン式コーヒーを淹れるだけで優雅な気持ちにもなれるので、是非おうちでもサイフォン式コーヒーを試してみてください。

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