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最近よく聞く「コーヒースタンド」とは?変わるコーヒーの楽しみ方

毎日カフェに足繁く通い、テレワークや好きな本を読んだりと各々で好きな時間を過ごされている方はたくさんいると思います。カフェで有意義な時間を過ごすのもいいですが、最近はコーヒー自体に興味を持たれる方が多くなっています。そんな方々が日々の日常の中で本格的なコーヒーを取り入れる中で、最近見ることが多くなったコーヒースタンドを今回は紹介します。

コーヒースタンドとは

コーヒースタンドとは

コーヒースタンドの特徴として、テイクアウトがメインの業態。
小規模の店舗が多く、飲食スペースがあっても少ない、もしくはテイクアウト専門。
メニューもコーヒーがメインで、複数の特徴あるコーヒー豆から自分のお気に入りを探す事ができます。お店によってはスペシャリティコーヒーや珍しい産地や精製方法のコーヒー豆を取扱いとてもこだわったお店もあります。

コーヒースタンドとカフェの違い

コーヒースタンドとカフェの違い

お客様の目的の違いが1番異なり、店内で時間をゆっくり過ごすか、単純に美味しいコーヒーを飲むことを目的とするかが大きな違いだと思います。
そのためカフェはある程度のスペースが必要となり、家賃も大きめのスペース代を加算しなければいけません。また複数のフードメニュも作り客単価を上げなければなりません。
逆にコーヒースタンドは場所もフードメニューもさほど必要としません。人件費も抑えられるので1杯のコーヒーに力を入れることができます。

コーヒースタンドの特徴

①コーヒーの質

コーヒーの質

固定費を抑えられるので、コーヒー豆に力を入れる事ができます。
一般流通している安価なコモディティコーヒーも取り扱いますが、コーヒー豆全体の生産量わずか5%程度と大変貴重なスペシャルティコーヒーを使用している店舗が多いです。
スペシャルティコーヒーの1番の特徴はトレーサビリティ、流通経路がはっきりわかっているもの。つまりどこの国のどこの農園で作られて、どのような精製方法を経て、エンドユーザーまで届けられているかはっきりと追跡できる、しっかりと管理されたコーヒー豆になります。

また味は美味しさ、質が良いことはもちろん、コーヒー豆ごとにとても特徴がある事が特徴です。中にはカップオブエクセレンス(COE)という各国のコンテストで入賞し、オークションにかけられ高額な豆を使用しているお店もあります。
このような貴重なコーヒー豆を多くの店舗を展開するチェーン店では安定して供給することは大変難しいことです。

②小規模な個人店などが多い

小規模な個人店などが多い

店舗開業時に必ずしもスペースを大きくする必要がなく、スタンドだけの店舗であればワンオペも可能なので初期投資が少ないため、開業するハードルが低くなります。
個人店のため各お店のカラーがそれぞれ出ています。スタイリッシュなデザインを取り入れて、お店のロゴなどにもとても力を入れています。

店舗紹介

●sunday zoo
コーヒーの激戦区の東京都江東区の清澄白河で週末金土日の営業、店内は椅子が3脚程度の小さなお店です。航空会社で定年を迎え、2014年からご夫婦で営んでいるほのぼのとしたお店です。コーヒー豆は8種類位並び丁寧にペーパードリップで淹れてくれます。
3日しか営業していませんが、焙煎も行っているため2人で行っていくにはちょうどいいそうです。開店1年間はお客さんが来なかったそうですが、小規模の自家焙煎店が増え、アメリカのブルーボトルコーヒーの1号店がオープンして清澄白河がコーヒーの街として注目されお客さんがたくさん来るようになったそうです。

店名:sunday zoo
住所:東京都江東区平野2-17-4
営業日&営業時間:金曜、土曜 10:30-18:00、日曜 10:30-16:30

●猿田彦珈琲恵比寿本店
猿田彦珈琲といえば缶コーヒーのジョージアの監修を行い、店舗も全国にあり今や立派なチェーン店ですが、原点は2011年に開店した恵比寿本店。8坪ほどの小さな店舗で座席も10席ほどとテイクアウトがメインです。メニューは定番のドリップコーヒーにエスプレッソがメインで、コーヒー豆には特にこだわりがあります。
COEの入賞の豆はもちろん、国産ウイスキーの「駒ケ岳」などを扱う本坊酒造株式会社と提携し、ウイスキー樽でコーヒー生豆を貯蔵して風味付けをするバレルエイジドコーヒーも話題になっています。
猿田彦珈琲の店名の由来は、三重県伊勢市の猿田彦神社にあやかって使用しましたが特に関係はなかったようです。2021年に三重県初の店舗、伊勢国多気店をオープンしています。

店名:猿田彦珈琲恵比寿本店
住所:東京都渋谷区恵比寿1-6-6斎藤ビル1F
営業時間:平日8:00-22:00/休日 10:00-22:00
定休日:無休

最後に

コーヒースタンドでコーヒー

大型のチェーン店の店舗のゆったりと過ごすのもいいですが、たまには個性派の多いコーヒースタンドでコーヒー自体を飲むことを楽しんでみてください。
新たなコーヒーの楽しみを見つけられるかもしれません。

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