コンテンツへスキップ

オーガニックコーヒーとは【普通のコーヒーとの違いを解説】

オーガニックコーヒーとは

最近コーヒーショップやインターネットで、オーガニックコーヒー、フェアトレードコーヒーという言葉を耳にするけど、普通のコーヒーとどう違うのだろうと思っていませんか。
オーガニックコーヒーと普通のコーヒーの違いは栽培方法、フェアトレードコーヒーとの違いは、販売価格です。

この記事では、オーガニックコーヒー、フェアトレードコーヒーとはなにか、オーガニックコーヒーと普通のコーヒーの違いについて解説していきます。
普通の豆との違いを知ることで、自分に合ったコーヒーを選べるようになりますよ。

オーガニックコーヒーとは【普通のコーヒーとの違いを解説】

オーガニックコーヒーとは、農薬や化学肥料を使用せずに栽培したコーヒー豆をさします。普通のコーヒーとの違いは大きく3点です。

●栽培方法
●カフェイン含有量
●環境への負荷

オーガニックコーヒーは、栽培方法が普通のコーヒーと違うことから、カフェインの含有量や栽培するうえでの環境への負荷が変わります。
その内容を詳しく解説していきますね。

栽培法方法

1つ目の違いは、栽培方法です。オーガニックコーヒーの栽培には農薬や化学肥料を一切使用しません。
肥料には、使わなくなった野菜や穀物などの農作物、動物の糞、土にいる微生物などを使用しています。殺虫剤や除草剤も使用しないため、栽培が難しいコーヒーといえます。

一方で、自然由来のもののみで栽培されているオーガニックコーヒーは、消費者から見ると安心安全なコーヒーといえるでしょう。
そうなると、普通のコーヒーは安全ではないのかと思う人もいるかもしれません。普通のコーヒーも人体への影響がないかの検査をおこなっています。
それでも心配な人は、オーガニックコーヒーを選んで日常に取り入れましょう。

カフェイン含有量

2つ目の違いは、カフェインの含有量です。オーガニックコーヒーのカフェイン含有量は、普通のコーヒーに対して約80%と言われています(注1)

前提として、焙煎度合いが同じ条件の場合です。
カフェインが入っているコーヒーが飲みたいけど、カフェインを取り過ぎると体調が悪くなる、カフェイン摂取量を抑えたいという人はオーガニックコーヒーを選ぶとよいかもしれませんね。

環境への負荷

3つ目の違いは、栽培の際に環境への負荷が小さいことです。
栽培の際には、農薬や化学肥料、殺虫剤などを使用しないため環境への負荷が小さい方法だといえます。
オーガニックコーヒーの栽培方法は、SDGsにも貢献しています。

SDGsとは、日本語で「持続可能な目標」の意味であり、2015年9月に国連サミットで決定された目標で、よりよい世界を目指すためにつくられた世界目標です。
目標の中には環境の保護に関わるものも含まれており、オーガニックコーヒーの栽培はこの目標に貢献しているといえます。SDGsについて詳しく知りたい人は下記のリンクから内容を確認してみてくださいね。
[参考元]SDGsとは?|外務省

オーガニックコーヒーと普通のコーヒーの味は違う?

オーガニックコーヒーと普通のコーヒーの味わいはほぼ変わりません。
コーヒーの味わいに関しては、産地や豆の種類、焙煎度合いが大きく影響します。オーガニックで栽培されていても味わいに大きな変化はありません。

オーガニックコーヒーと普通のコーヒーの見分け方

オーガニックコーヒーと普通のコーヒーの見分け方は、コーヒーのパッケージに「有機JASマーク」が付いているかです。 有機JASマークは、国が定めた基準をクリアしたものにのみ表記されています。また有機JASマークが表記されていなければ、オーガニックや有機といった文章を記載できないように定めています。
オーガニックコーヒーを購入する際は、JASマークが表記されているかを確認しましょう。

フェアトレードコーヒーとは

フェアトレードコーヒー

フェアトレードコーヒーとは、コーヒー豆を生産している農家の人達に不利益にならないよう、一定の価格以下で販売しないコーヒー豆のことです。
コーヒー農家の人達に入ってくる収入は、コーヒーショップで販売されるコーヒーの価格の1~3%と言われています(注2)

たとえばコーヒーショップで300円のコーヒーを購入したとします。その場合のコーヒー農家の人達の収入は3~9円になります。
この構造を知って驚く人も多いかと思います。コーヒー農家の人達が一生懸命働いて育てたコーヒーが、このような低価格で取引きされないよう販売されるものがフェアトレードコーヒーです。

フェアトレードコーヒーと普通のコーヒーの見分け方

フェアトレードコーヒーには国際フェアトレードラベル機構で定めた専用のマークが表記されています。
しかし、このマークが付いていないコーヒーでもフェアトレードコーヒーである場合があります。
そのため、専用のマークが付いていることはフェアトレードコーヒーであることの1つの目安と覚えておきましょう。
またフェアトレードコーヒーも、SDGsに貢献しています。公正公平な取引で生産者を守ることがSDGsの目標に繋がるからです。

オーガニックコーヒーとフェアトレードコーヒーを積極的に選ぼう

トレードコーヒー

オーガニックコーヒーと普通のコーヒーの違いは以下の3点です。

●栽培方法
●カフェイン含有量
●環境への負荷

オーガニックコーヒーを積極的に購入することで、自分自身も環境保護へ貢献することができます。またフェアトレードコーヒーは、普通のコーヒーよりも少し価格は上がりますが、コーヒー農家の人達の生活の支援になります。

今後コーヒーを購入する際は、積極的にオーガニックコーヒー、フェアトレードコーヒーを選んで環境やコーヒー農家の人達に貢献してみてはどうでしょう。

参考元:
注1 The Antioxidant Content of Coffee and Its In Vitro Activity as an Effect of Its Production Method and Roasting and Brewing Time|PubMed
注2 おいしいコーヒーの真実|UPLINK